9月26日~9月27日

さとり

昨日は急いで、ちょっと引っ張り気味になってしまった。そしてあまり行きたい方へ行けなかった。
反省して、今朝は、すべて、さとりの望む方へ。
やっぱり、いろいろとクネクネするのだが、お互いの精神衛生に良い結果。

さて、昨日から今日にかけて、3頭の犬に会ったが、すべて違う反応だった。
大変面白かった。


1頭目
以前1度だけ会ったことのある。ボーダーミックスのような大変落ち着いた年配の♀ワンコである。
相手は大変落ち着いて見えるのに、さとりはグルグル&吠えであった。

今回は・・・
フリーズ→歩いて近づき→通り過ぎようとしたところ、吠えが2回出た。が、グルグルはなかった。
通り過ぎたところで立ち止まったので、オヤツを地面に投げてみた。すぐ食べたので、もう一度草むらに置いてみた。すると、みるみる耳と尻尾が下がり、落ち着いた様子となった。相手のワンコはお座りをしてた。
さとりが草むらの匂いを嗅いでいる間、動こうとしなかった。

散歩状態としては、少し穏やかではなかった。
○○時には、帰らなければ!と、いった感じ。


2頭目
お隣のワンコ。以前さとりが、高興奮状態のときは嫌がって近づいてこなかった犬。
さとりがシグナルを出し落ち着いて近づけるようになると、とたんにニコニコとなった犬。

その後は、しかし、相手が、さとりにニコニコして待っていても、さとりはスルーし、飼い主さんに向かう。
なので、そのワンコも「なんだーー」という感じになっていて、お互いにスルーである。
超巨大犬ムサシ君も挨拶なしでスルーのさとり。

もしかして、以前のやり方で、無視されたり、嫌な想い出がある犬とはスルーするのが精いっぱいなのか?

私も挨拶しても挨拶を返してくれなかった人と再び会うときは、すごく嫌で、緊張する。
挨拶しないこともある。そんな感じか?!


3頭目
初めて会う、Mダックス。
フリーズしている。え?あんな小さな子にまで?と思った。
耳が立ち、尻尾も立って緊張の面持ち。また一緒にフリーズしそうになる私。
舌打ちして呼んで「行こう」と、促してみた。気づいたようだが、動かない。
「あー、だめかー」と、思った時、地面の匂いを嗅ぎ始めた。
そして、地面の匂いを嗅ぎながら、ウネウネとした経路で、Mダックスさんの道筋に近づく。

そして頭を下げたまま、近づき、陰陽のマークのようにお互いに弧を描き、匂い嗅ぎ→サラッと別れた。

大変面白かったし、とても上手にできたので感動した。


さて~1頭目と3頭目ともに相手は静かな雰囲気を持っていたのだが、大きさの他に何が違うのだろう。

私の状態。それまでの散歩の状態。
出会いの角度・・・1頭目とは直線で、3頭目とは対角で。
手助けをしたかしないか。
あと、相手ワンコの雰囲気。1頭目は落ち着いているが威厳がある。3頭目は落ち着いていて親しみがある。
以前の記憶があるか無いか・・・・


先日のブログにも書いてあったが、「自分の思い通りの子にしよう」などと一瞬でも考えてはいけない。
その途端に緊張というか、嫌な雰囲気となるのかもしれない。
私は、さとりをどうしても、どうにかしよう。と思ってしまう。
まだ、そんなことを思ってしまっていたことに気付かされた。

そんなことしなくても、ちょっとハッとする、頭を切り替えるタイミングだけ手助けできれば、それで大丈夫なのだ。


今日もシーザーテレビを見た。
いろいろな症状の犬が出ていて、たくさんのシグナルを出しているので、大変勉強になる。
今日の犬は、さとりの表情にそっくりだった。興奮していて、ちょっと警戒していて、しかし好奇心がある。というときの顔。チラッと白目を見せるところもそっくり。
やり方や言っていることは、えーーー?と、思うけど、同意することもある。
その一つは、平常心を保つということ。犬と接するときは落ち着く。ドキドキしていたら深呼吸。

師匠によく言われていることと同じだ。そして最近ますます実感している。
落ち着いていることが犬の心に安定をもたらす。